minorusについて

2021年5月に一般社団法人minorusはウェブサイトをオープンしました。代表理事の赤木よりウェブサイトオープンにあたっての想いを共有します。

■設立の背景

2016年10月に一般社団法人minorusを立ち上げました。

副業解禁が話題になっていた当時、会社員だった私もライフワークを展開し始めていました。ご縁あって徳島県の女性や若者たちとかかわる機会をいただく中で、個々人が持つポテンシャルを開花させるお手伝いがしたいと考えるようになり、一般社団法人を設立しました。「minorus」には、ひとの想いをみのらせる、という意味を込めています。

日々の生活の中で得られる情報が少なかったり、目の前のことに一生懸命で視界がせまくなってしまっていたり、様々な理由で人は自分が持つ強みや本当に好きなことに気づけません。私自身も現在まで5年以上続く徳島県で出会った人たちとのつながりを通じて、視界を広げ、自分らしさについて考える機会が増えました。

一方で、2016年当時はライフワークという制限が掛かる中で力不足もあり思うように活動を展開することができませんでした。力不足を痛感する中、2018年に慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程に入学。物事をシステムとしてとらえデザインしていくこと、そして立ち上げたプロジェクトをマネジメントしていくことを学びました。漠然としていた世界がはっきりと具体的に見え、少しずつでも物事を前に進められるようになった感覚を得ました。

一度は休業していたminorusを復活させ再始動する機会をくれたのは大学院の同期の黒塚さんでした。黒塚さんは2年間、ジョブクラフティング研究に真摯に向き合い、社会人の働きがいを高めたい、個々人に仕事を捉え直す機会を提供したいという想いで取り組んでいました。ゼミが一緒ということもあり、お互いの修士研究を応援し合い、壮絶な修士論文執筆を乗り越えたのは今ではかけがえのない思い出です。

2020年3月に修士課程を修了直後、新型コロナウィルスの影響で世の中に大きな変化がありました。自分自身の仕事の捉え方が揺らぐ中、黒塚さんの研究を思い出し、一緒により多くの人に届けていけないかと声を掛けました。 それから2回のプロトタイプ版の開催を経て、8週間のプログラムが形となり、この度正式な一般社団法人minorusの再始動、ウェブサイトオープンとなりました。

■minorusの仲間たち

ジョブクラフティング・プログラムの開発を担う黒塚さんの他にも、minorusには2名の理事が一緒に活動しています。

人の悩みに寄り添い、使命感を持って解決に向けたアドバイスを実践してくれる日髙さん。

ジョブクラフティングをはじめ、ひとの想いをみのらすお手伝いには欠かせない個人への寄り添い&応援担当をお願いしています。充実したプログラムを展開していく上で、参加者個人に目を向けることはとても大事だと考えています。

1on1、オンボーディング・プログラムの立ち上げに熱量をもって取り組む渡部さん。

渡部さんと私は以前の職場の同僚で隣の席で働いていました。向学心が高く、面白い視点を提供してくれる先輩です。自分自身がキャリアを築く中で壁にぶつかってきた経験から一緒に壁を乗り越えるプログラム開発をしたい!という想いを伺い仲間入りしました。

理事の新居さんは私の転機をいつも提供してくれるメンター的存在、アドバイザーの井上さんはワクワク研究者としてプログラム開発をサポートしてくださっています。

それぞれが異なる専門性をもって日ごろは別の場所で働いていますが、minorusに集い一緒に活動をしています。そして、全員が一度以上の転職経験、副業経験を持ち、より前向きに自分がもつ可能性を広げたいと試行錯誤してきました。

私たちが1社で働き続けていないように、会社に任せるのではなく自律的にキャリアを築くことが求められるようになりました。自由が得られた分自己責任も高まり、だれかに頼ることも難しく感じます。キャリアの踊り場に差し掛かったとき、ふとだれかに相談してみたくなったとき、minorusが立ち寄れる存在になれるように、活動していきたいと思います。

■今後の展開

ウェブサイトでは、団体紹介、サービスの紹介のほか、ブログを通じてプログラムへの参加者募集など私たちの活動に関して発信していきたいと考えています。

それぞれのメンバーが、それぞれの持ち味を活かした記事をマイペースに書いていきますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

(代表理事・赤木真由)

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